ウルスラグナ（2006年生、母エリモアテナ）

ウルスラグナ（2006年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ペルシャ神話に登場する、戦闘と勝利の神」。毛色は栗毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したエリモアテナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地11戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の栃尾特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、エクセルマネジメントから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって1,785万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

4月26日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルターズデライトを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

9月21日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2010年）

4月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

6月9日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2011年）

2月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川内特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月21日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスマートキャスターを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

8月7日、中7週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。