ヴィーヴァヴァント（2006年生、母ドリームシーン）

ヴィーヴァヴァント（2006年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「万歳＋功績（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したドリームシーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2 32。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月12日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

12月21日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3歳（2009年）

4月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月24日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

7月12日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月16日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた8戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（門別ダート1000m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、とんがりロード賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパワーステーションに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月15日、連闘で迎えた10戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般D1-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月13日、中8週で迎えた13戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた14戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた18戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシゲルカブトヤマを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

2月21日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エプソムメアラスに交わされて2馬身差の2着となった。

2月27日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロートゥシャインに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月24日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。