ワイルドトウショウ（2006年生、母ユーロトウショウ）

ワイルドトウショウ（2006年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「野性的な＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したユーロトウショウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地10戦0勝。

経歴

デビュー前

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月20日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2009年）

1月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2月1日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。