ショウナンザナドゥ（2022年生、母ミスエーニョ）

ショウナンザナドゥ（2022年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+桃源郷」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時12歳）と交配したミスエーニョが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年のフィリーズレビュー(牝G2)に勝利した他、2024年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、国本哲秀によって2億350万円で落札された。

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月1日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダノンフェアレディを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼンダンハヤブサに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月26日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2025年）

2月15日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のチェルビアットを3/4馬身振り切って重賞ウィナーの称号をつかんだ。

4月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（6戦2勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で池添謙一騎手（7戦2勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

9月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で池添謙一騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた10戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で池添謙一騎手（9戦2勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はロジリオンと並んで10着同着となった。

11月30日、中6週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。