エアパルーザ（2007年生、母ピアノソナタ）

エアパルーザ（2007年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋米国の音楽イベント『Ｌｏｌｌａｐａｌｏｏｚａ』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時9歳）と交配したピアノソナタが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方8戦2勝。主な勝ち鞍は2010年のWe Love 岩手競馬カップ(一般C1十)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ラッキーフィールドによって2,992.5万円で落札された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月27日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 小雨/不良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5月9日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

6月26日、中6週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた7戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、雑穀のまちにのへレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリコーピンクを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月23日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、We Love 岩手競馬カップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモブランを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。

12月26日、中8週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

4歳（2011年）

2月6日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

5月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた12戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。