ビーマイオーシャン（2017年生、母ディープストーリー）

ビーマイオーシャン（2017年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海のように大きな存在であるように。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したディープストーリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月8日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月16日、中7週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイミングハートに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月2日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウインダークローズに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月22日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月28日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2021年）

3月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 晴/不良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月19日、約9か月半の休み明けで迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5歳（2022年）

2月12日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/重）に57kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のエカテリンブルクに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6歳（2023年）

3月25日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧加矢太騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

5月13日、中6週で迎えた14戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小牧加矢太騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年5月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。