フェリシス（2021年生、母ベルモンタージュ）

フェリシス（2021年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スペイン語のフェリス(幸せ)とユリシス(幸せの青い蝶)の組合せ」。毛色は鹿毛。種牡馬のレッドファルクス（当時10歳）と交配したベルモンタージュが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はオークツリーファーム。2024年のル・プランタン賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オークツリーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会森本敏正によって528万円で落札された。

石橋満厩舎（兵庫）へ入厩。

2歳（2023年）

8月9日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は458kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のマヌルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月9日、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月19日、2歳1勝クラスの秋明菊賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦の日本軽種馬協会特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2024年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳戦の神姫バス杯（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本咲希到騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。