マイネルハーベスト（1990年生、母マイネミレー）

マイネルハーベスト（1990年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のグランパズドリーム（当時7歳）と交配したマイネミレーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

12月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピーチパワーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月19日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエルバーズに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月1日、中6週で迎えた7戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のゴダイバを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月5日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

4歳（1994年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

1月23日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の大島特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4月2日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマッドネスオーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月27日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクレシェンドランをアタマ差振り切って久しぶりの一戦をモノにした。

12月17日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5歳（1995年）

1月8日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

1月21日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。