ミコノス（2005年生、母リベラノ）

ミコノス（2005年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャの島名。エーゲ海に浮かぶ白い宝石といわれている」。毛色は芦毛。種牡馬のWith Approval（当時19歳）と交配したリベラノが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は安原実。戦績は、中央平地37戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安原実から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、武田ステーブルによって556.5万円で落札された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月2日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

2月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンベルファムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中克典騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中克典騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中克典騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバブルガムレディに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイパーラッシュに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたインプレスゴールド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトップコマチに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月11日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

12月14日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったチャームナデシコにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中健騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月8日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中健騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田中健騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中健騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエンシャントアーツに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で田中健騎手（11戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤインディを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中健騎手（12戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中健騎手（13戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中健騎手（14戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で田中健騎手（15戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月24日、中3週で迎えた25戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたテーオーエンジェル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月7日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウコレットに3馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月12日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた29戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

8月28日、連闘で迎えた31戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

12月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6歳（2011年）

1月29日、中5週で迎えた34戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月14日、約3か月の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。