サクラアストリア（2006年生、母タイトルタイム）

サクラアストリア（2006年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する女神より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時6歳）と交配したタイトルタイムが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の4歳。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

4月18日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

6月14日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

11月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラッドストックに交わされて2馬身差の2着となった。

11月8日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スズカロックに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のピーチショコラをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月2日、中3週で迎えた7戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、4歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた8戦目は、4歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモディマシュクに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C12（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野田誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携お龍シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた11戦目は、一般C11（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C13（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黒川知弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、一般C13（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒川知弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般C13（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で黒川知弘騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた16戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月3日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

6月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で瀬沢宙騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、伸びてきたイラクリオン決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月19日、連闘で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オヒメサンに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は瀬沢宙騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で瀬沢宙騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で瀬沢宙騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた28戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュニアレジデントに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月20日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月12日、中1週で迎えた32戦目は、BAOO天文館協賛（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた33戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 小雪/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったキングサンディに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（9戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず3着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた38戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

2月13日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で田中直人騎手（11戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。