スリールミニョン（2022年生、母ルミノハレブタイ）

スリールミニョン（2022年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かわいい笑顔(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターメロディ（当時7歳）と交配したルミノハレブタイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は笹川大晃牧場。2024年のききょうステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹川大晃牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月7日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のルジャーダをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月25日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦1勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーサンセットを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月2日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（3戦2勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で永島まなみ騎手（4戦2勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2025年）

4月5日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のチャーチルダウンズカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

7月20日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（6戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤジェイを半馬身振り切って3勝目をゲットした。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスマートワイスをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。