イセノファルコン（2010年生、母ゲイリーバード）

イセノファルコン（2010年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ハヤブサ」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したゲイリーバードが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方35戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3歳（2013年）

2月24日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3月7日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトクロッカス特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

7月7日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったシュヴァンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマッシヴビクトリーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月31日、中3週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、小野家オノロケラブラブ杯（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた13戦目は、なごやのお米陽娘CUP（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、カピタンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒロノクリプーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

1月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカピタンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、連闘で迎えた18戦目は、白魚賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエキサイトゲームにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のユーノーマイネームに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、東西対抗ジョッキー名人戦（第2戦）（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウルトラサウンドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月4日、連闘で迎えた22戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（13戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフューリアイズを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月2日、中1週で迎えた24戦目は、ドキドキうまガール公開録音記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（14戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアキノセイレンをクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月8日、連闘で迎えた25戦目は、ミヤコグサ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（15戦6勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったライブリヘイローを半馬身捉え切れず2着となった。

6月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、アイリス賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた27戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（16戦6勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた28戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、大銀杏賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、籠枕賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（17戦6勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（18戦6勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（19戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた32戦目は、いろは橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた33戦目は、あおなみ線開業10周年記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（20戦6勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた34戦目は、たまつげ賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（21戦6勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた35戦目は、渡り鳥賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（22戦6勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた36戦目は、あいちの新米コシヒカリカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（23戦6勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた37戦目は、くず湯賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（24戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた38戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（25戦6勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5歳（2015年）

1月6日、中1週で迎えた39戦目は、17日から開催!第1回中京競馬（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

1月16日、中0週で迎えた40戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（26戦6勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。