ウインメーヴェ（2012年生、母ハーフムーンベイ）

ウインメーヴェ（2012年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カモメ（独）。母名より連想。海外まで飛んでいけるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時12歳）と交配したハーフムーンベイが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は曾我博。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、曾我博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって367.5万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,100万円（2.75万×400口）で一口馬主が募集された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月26日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい最後はサウンドアラムシャと並んで10着同着となった。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3歳（2015年）

4月18日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

5月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

6月22日、中6週で馬体重を前走からさらに21kg増やして迎えた6戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったゴールドリボンに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の東日本大震災復興祈念前進（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホホエムオンナを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒミノナデシコに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

9月12日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ダンシングアヘッドに半馬身交わされて2着となった。

9月26日、中1週で迎えた14戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフクノアングレームに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。