ウェーブメジャー（2018年生、母ショウナンワヒネ）

ウェーブメジャー（2018年1月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時17歳）と交配したショウナンワヒネが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。2023年のスフェーンオープン(一般A1)で2着に入った他、2023年の東海クラウンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月27日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、シゲルメダリストに交わされて2馬身半差の2着となった。

3歳（2021年）

1月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたコパノジャンピング決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のゴールデンプルーフに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた13戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4歳（2022年）

2月20日、中8週で迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ビーアイフェリペに半馬身交わされて2着となった。

3月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月14日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のカネトシディーバを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

10月23日、中8週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月19日、中3週で迎えた22戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

5歳（2023年）

3月11日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、鱚特別（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヴァーツラフに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月31日、中4週で迎えた26戦目は、スフェーンオープン（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアオイスイセイを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた27戦目は、ベイスプリント（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた28戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、ダリア特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のドリームスイーブルに2馬身の差をつけて4勝目を手にした。

10月5日、中1週で迎えた29戦目は、ゴールド争覇オープン（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた30戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。