カイタロー（2019年生、母パラダイスコーブ）

カイタロー（2019年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海叶(海の様な大きな願いが叶う)と太郎の組み合わせ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したパラダイスコーブが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は嶋田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、嶋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、本田恒雄によって2,530万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月10日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月18日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2022年）

4月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のサンブルッキングズを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

10月15日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4歳（2023年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のトーアスカーレットに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月18日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、伸びてきたファイアーボーラー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月17日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田辺裕信騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた10戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土田真翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土田真翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で土田真翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土田真翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

7月7日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土田真翔騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

6歳（2025年）

1月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土田真翔騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河原田菜々騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。