タマモクレマチス（2016年生、母チャームナデシコ）

タマモクレマチス（2016年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花の名。花言葉は『精神の美』」。毛色は鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時8歳）と交配したチャームナデシコが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月7日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

10月6日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスマートセラヴィーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘルメットを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2019年）

3月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

10月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2020年）

7月2日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5歳（2021年）

4月10日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

5月27日、中6週で迎えた18戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月13日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（7戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月21日、円山川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハクサンライラックに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

11月14日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた22戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

デビュー前

工藤真司厩舎（高知）へ入厩。

2月22日、デビュー戦は多田羅誠也騎手を鞍上に据えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

6歳（2022年）

3月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったロードバイファルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた24戦目は、ヒスイカズラ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた25戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、和の大将ガンバレ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた28戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、バルバトスにハナ差交わされて2着となった。

6月26日、中1週で迎えた29戦目は、ヒメユリ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた31戦目は、かな競馬逃げるな特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた33戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、おいでやすこがのうまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンホクサイに8馬身の差をつけて制した。

9月21日、中0週で迎えた34戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランクロワに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月8日、中1週で迎えた35戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー特選（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7歳（2023年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、初空月賞（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた37戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のジュリエンヌを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月26日、中2週で迎えた38戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山田義貴騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。