タマモアポローン（2016年生、母タマモマナムスメ）

タマモアポローン（2016年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の神。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアポロキングダム（当時13歳）と交配したタマモマナムスメが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月28日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 小雪/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のシャドウカンパニーに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月17日、中8週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったポップフランセに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月29日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒミノブルーに2馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

12月22日、中2週で迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のソルトイブキを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2020年）

5月10日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5歳（2021年）

4月25日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

10月24日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2022年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

2022年3月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。