ミスカンパニュラ（1992年生、母ダイナキキョウ）

ミスカンパニュラ（1992年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時5歳）と交配したダイナキキョウが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の安房特別(900万下牝)。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月7日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったマイライフスタイルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサチノヒロインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月14日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1996年）

3月31日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピアジュピターを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

4月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、薫風ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。