ウールデュボヌール（2021年生、母サンクボヌール）

ウールデュボヌール（2021年1月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸せな時間(仏)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時9歳）と交配したサンクボヌールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月20日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウインマクシマムをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月12日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの黄菊賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したセンチュリボンドに半馬身届かず2着となった。

3歳（2024年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月9日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

5月11日、中8週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあずさ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。