エビスオペラ（1998年生、母クラノカツブネ）

エビスオペラ（1998年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のオペラハウス（当時10歳）と交配したクラノカツブネが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の金峰山特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月10日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のハッピーパスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2002年）

1月26日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

2月14日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、バレンタインスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月3日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

7月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

10月19日、中9週で迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたブライティアマリン決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったプリモピアットにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のエクスサンダーに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2003年）

4月6日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジャックカガヤキをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

5月11日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝1600m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のビルアンドクーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月12日、中8週で迎えた14戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

11月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた17戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6歳（2004年）

1月11日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦2勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のオンスロートメモリアル（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下のミホノブルボンメモリアル（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のマルゼンスキーメモリアル（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月7日、中4週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。