ヤサカバイン（1998年生、母ブリリアンエンゼル）

ヤサカバイン（1998年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時11歳）と交配したブリリアンエンゼルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2002年のオーガストスター賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月9日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（2001年）

10月13日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた3戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、静内川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のエーエスダイナーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（2002年）

1月14日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティックステッキ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネホノオを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手にした。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた12戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニセンネンノオトコをクビ差振り切って3勝目を手にした。