シルクデスティニー（2007年生、母シルクアンフィニ）

シルクデスティニー（2007年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋運命」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時14歳）と交配したシルクアンフィニが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3七。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月9日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

7月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた7戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた9戦目は、しんや・なおみ結婚記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトップクィーンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4五（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったトウショウフロストに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るドナリベラを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、UFOの町特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた13戦目は、能登カキ特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったシャインドリームに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントローザに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、農村レストラン開業記念杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったラオムフェーレに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた17戦目は、美味しく食べて応援します。ひとめぼれ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。