フナウタ（2014年生、母ヴァイオレットラブ）

フナウタ（2014年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「舟歌。姉名コイウタ（恋歌）より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したヴァイオレットラブが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の飯坂温泉特別(500万下)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月28日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月19日、中6週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月6日、中6週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンペダラーダに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中8週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月3日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが鈍く18着に終わった。

4歳（2018年）

1月21日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたシャインサンデー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスパイチャクラに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松山弘平騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月29日、中8週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたファミーユボヌール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月21日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のメイショウツバキに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5歳（2019年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4月21日、中7週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

6月30日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた20戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

6歳（2020年）

1月5日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

2020年1月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。