ハハノオモイノセテ（2009年生、母ブルーフレンチ）

ハハノオモイノセテ（2009年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母の想いのせて。母馬が亡くなり、ミルクで育てられたので」。毛色は鹿毛。種牡馬のザール（当時14歳）と交配したブルーフレンチが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は釘田義美。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦5勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は岩崎祐己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた2戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月24日、中8週で迎えた4戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場を作れず18着に終わった。

3歳（2012年）

2月11日、中6週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクラウンビーストを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のビッグマーチを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

3月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のロクイチグローリーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリッシンドラゴンに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスパークルエンゼルに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月1日、中8週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた10戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月14日、中6週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた13戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。