ナリタカサブランカ（2008年生、母ロングディライト）

ナリタカサブランカ（2008年1月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋百合の品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したロングディライトが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）鳥井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

6月4日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

7月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた7戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロックフェスをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。