プリンセスワルツ（1999年生、母キソティック）

プリンセスワルツ（1999年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したキソティックが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の一般C1六七。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

6月29日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、パールチケットに交わされて1馬身差の2着となった。

8月10日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2003年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2四五（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったバンダムジョリーをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定のハンデ戦のひな祭り特別（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラックライヴリーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4月22日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエビスローズに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月29日、中4週で迎えた12戦目は、たて座特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月6日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、一般C1三四（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、一般C1四（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた15戦目は、天王星特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、うお座特別（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた17戦目は、オリオン座特別（大井ダート1190m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で森下博騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月3日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1190m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。