ダノニー（2006年生、母リズミカルシチー）

ダノニー（2006年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したリズミカルシチーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の岩船特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、いとう牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、井上一郎によって693万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブルースターキングに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドリームリフレクトに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。