フェアリースキップ（2016年生、母ハワイアンスマイル）

フェアリースキップ（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「妖精のスキップ。小柄な体型から、身軽な走りを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したハワイアンスマイルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。主な勝ち鞍は2019年のキリン本麒麟賞(一般C2六)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって540万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額920万円（2.3万×400口）で一口馬主が募集された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月4日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月12日、連闘で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月17日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3歳（2019年）

2月9日、中9週で迎えた5戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた10戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月14日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のリリーブラックシーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月22日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のベイオブレインボーを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月6日、中1週で迎えた13戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた14戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月20日、連闘で迎えた15戦目は、キリン本麒麟賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカラスミヤビに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

11月29日、中5週で迎えた16戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた18戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4歳（2020年）

1月16日、中2週で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3ウ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月26日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3五六（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

4月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、トンビ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

6月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた28戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月17日、中2週で迎えた29戦目は、ファンタスティックリレーin浦和賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月25日、中5週で迎えた30戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた31戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた32戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた33戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は福原杏騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた34戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた35戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた36戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた37戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、おうし座特選（佐賀ダート900m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた38戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロワデベットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月3日、中1週で迎えた41戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた42戦目は、おとめ座特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた43戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。