マルターズソング（1998年生、母カロギャル）

マルターズソング（1998年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時6歳）と交配したカロギャルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着4回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダーハムによって1,575万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

6月10日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、テンザンデザートに半馬身交わされて2着となった。

7月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月20日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ツクバフォルテに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ウィナーズランサムに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、フーテンスマイルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2001年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のノボアイルランドに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

3月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月22日、中5週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた17戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4歳（2002年）

5月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月30日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

5歳（2003年）

1月26日、中7週で迎えた23戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、デネボラ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5月14日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、オメガ賞（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた27戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、パール賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた28戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、七夕賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。