ワイルドウルフ（2007年生、母タイキヴィーナス）

ワイルドウルフ（2007年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「野生のオオカミ」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したタイキヴィーナスが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、多田信尊によって2,205万円で落札された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオースミイレブンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月4日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリリーストライカーに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月8日、中4週で迎えた4戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

11月28日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

5月8日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。