イイデハヤヒメ（1996年生、母ウエディングシチー）

イイデハヤヒメ（1996年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビワハヤヒデ（当時6歳）と交配したウエディングシチーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長谷川牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

3月28日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未出走（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホッコーウエスタを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田泰誠騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月10日、中4週で迎えた7戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

9月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4歳（2000年）

2月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったタフグレイスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田泰誠騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。