スズカコメット（2002年生、母ダンシングスズカ）

スズカコメット（2002年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋彗星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時12歳）と交配したダンシングスズカが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2005年のききょう賞。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月7日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（2005年）

5月28日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

9月21日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のききょう賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のチアズカンカラーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。