イシヤクモンド（1994年生、母ユニバーサルダイナ）

イシヤクモンド（1994年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時11歳）と交配したユニバーサルダイナが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地38戦5勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月3日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスアラレチャンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1998年）

2月8日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた5戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田英敬騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月12日、中4週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保田英敬騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で久保田英敬騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で久保田英敬騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーペペを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で久保田英敬騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で久保田英敬騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で久保田英敬騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエビスシューターに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の小倉山特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（11戦3勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（12戦3勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた15戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた16戦目は、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（13戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月28日、中0週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（14戦3勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

5歳（1999年）

7月4日、約7か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（15戦3勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（16戦3勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で久保田英敬騎手（17戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保田英敬騎手（18戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保田英敬騎手（19戦3勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた23戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（20戦3勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったキクノグリッターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた30戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の高砂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6歳（2000年）

3月11日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（21戦3勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のホシオーに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

4月9日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったセイカカロブに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月28日、中3週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイキューガッツに2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

8月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた37戦目は、4歳以上1600万下のUHB賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、4歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

7歳（2001年）

5月19日、約7か月の休養明けで迎えた40戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。