リュウノシルバー（2006年生、母ハイヌーン）

リュウノシルバー（2006年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時12歳）と交配したハイヌーンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年のホープフル。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、前田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、蓑島竜一によって420万円で落札された。

佐藤晴記厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2008年）

7月20日、デビュー戦は沢田盛夫利騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は405kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワタリサウンドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

9月22日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルブツコンバットを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月19日、中3週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

12月7日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず14着に終わった。

3月8日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月12日、中4週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

8月14日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた13戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヨイチラブソングに交わされて4馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、キリンラガー会賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、ウニとアワビのいちご煮レース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた18戦目は、サンタハウスGETO杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、大崎市鹿島台互市レース（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた21戦目は、エコしてエーコと葛巻レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、五月雨賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた25戦目は、森岳温泉郷レース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月24日、中1週で迎えた26戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた27戦目は、ガタゴンまつりレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた29戦目は、モツ家権カップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。