スズカエチュード（2003年生、母プレアデス）

スズカエチュード（2003年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋練習曲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時9歳）と交配したプレアデスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方8戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

8月20日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた2戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月18日、中8週で迎えた4戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルクシオンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた5戦目は、吉田稔2000勝達成記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシヴィビアンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月16日、中1週で迎えた6戦目は、倉地学今年こそめざせ100勝!（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンメイシロフネを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた7戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホットレディに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月5日、連闘で迎えた8戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレディシークエンスに2馬身の差をつけて優勝

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキクノソニックに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスリーキセキに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月28日、中2週で迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のヒシエンジェルをアタマ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4月28日、中3週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月19日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシルクレグナムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月23日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のヴァイスハイトに1馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

5歳（2008年）

2月24日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雪/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた21戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた23戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた25戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月2日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。