プランタンバンブー（1990年生、母フィトゥーン）

プランタンバンブー（1990年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のPersian Bold（当時15歳）と交配したフィトゥーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

10月4日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフライングコラムに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイキソルジャーを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月25日、連闘で迎えた3戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

12月6日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3歳（1993年）

1月10日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた6戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

7月25日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたアインフロイライン決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月4日、中1週で迎えた12戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた15戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたチャリティー決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルページに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（1994年）

1月5日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月16日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に終わった。