オーナーズスキャン（2004年生、母ハーバーオジョー）

オーナーズスキャン（2004年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したハーバーオジョーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、地方32戦4勝。2006年の白菊賞(牝地方重賞)に勝利した他、2007年のひまわり賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、賀張中川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

酒井仁厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2006年）

6月17日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 晴/重）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた5戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシアトルプリンセスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のホープフル（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーホウバルカンをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の白菊賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクールビズに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月30日、中4週で迎えた12戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月8日、連闘で迎えた13戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、めいほう杯（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、一般A5 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた16戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、3歳A1（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月14日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳戦の菜の花賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた20戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月10日、中1週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた24戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（水沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、3歳A1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は草地保隆騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンダーボナンザに1馬身3/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月24日、中2週で迎えた27戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月27日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、木枯特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2008年）

1月8日、中5週で迎えた29戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、初富特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のウェルカム2008賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、探梅特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、美の山特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。