リオデラプラタ（1985年生、母マルテルプラタ）

リオデラプラタ（1985年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時14歳）と交配したマルテルプラタが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦5勝2着3回。1990年の京王杯オータムハンデキャップ(ハンデG3)で2着に入った他、1990年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

4月2日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のジラフスポートに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月24日、中2週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったスピードダンデーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月27日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタサトクオーに約11馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

9月10日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蛯名正義騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた15戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマツスターレットを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横田吉光騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着を確保した。

9月17日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横田吉光騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のリンドファストに5馬身の差をつけて4勝目を収める

5歳（1990年）

7月28日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（12戦3勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシャルドンに2馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

9月9日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（13戦4勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したオラトリオにハナ差届かず2着に惜敗した。

10月14日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（14戦4勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（15戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた27戦目は、ノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（16戦4勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（17戦4勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったユキノサンライズにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。