フジノダイオー（1996年生、母ライバメロディー）

フジノダイオー（1996年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグリーンマウント（当時13歳）と交配したライバメロディーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、登別上水牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1998年）

6月14日、デビュー戦は真島正徳騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は487kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカシノカガヤキをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

10月17日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

3歳（1999年）

3月15日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイコービンゴに約13馬身の大差をつけて優勝

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトミタカアニーに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノシルクスキーに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グレートテイオーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の八女特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のムーンシラオキに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月30日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マツノコチョウランに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（2000年）

6月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサッカーダンサーを半馬身振り切って久しぶりの一戦をモノにした。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエトピリカに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

7月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクインズロードに2馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

8月18日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（10戦4勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月7日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた25戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた26戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（13戦4勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた27戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（14戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた28戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5歳（2001年）

1月7日、中1週で迎えた29戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた30戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた31戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（15戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた33戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬ジョッキーズGPファイナル（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。