マリノアズラ（2018年生、母クラウンイヴ）

マリノアズラ（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+イヴの娘の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時15歳）と交配したクラウンイヴが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月23日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3歳（2021年）

3月28日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルウッドエオを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中4週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレキオノユメを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月22日、中7週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、カーディナルに交わされて2馬身差の2着となった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のボーンジーニアスをハナ差振り切って制した。

11月7日、中6週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2022年）

2月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月19日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックブロッサムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のマベルロンジュに3馬身の差をつけて3勝目を収める

10月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったブレークアップにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（阪神芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったプリュムドールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月24日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（2023年）

2月18日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月8日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月26日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2023年9月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。