カニキュル（2021年生、母シャルール）

カニキュル（2021年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『熱波』『盛夏』(仏)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したシャルールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。2024年のフローラステークス(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月24日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったシュバルツクーゲルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月19日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のウェイトゥザドーンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2024年）

3月16日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

6月15日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの三浦特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフォルラニーニに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月15日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月10日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったシヴァースに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。