インウィスパーズ（2014年生、母サムワントゥラブ）

インウィスパーズ（2014年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヒソヒソ声で」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したサムワントゥラブが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。主な勝ち鞍は2016年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月24日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアドマイヤアゼリに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中9週で迎えた4戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月14日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

4歳（2018年）

1月20日、中2週で迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月2日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5歳（2019年）

2月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

3月24日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマートギャツビーから4馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中9週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のルグランフリソンに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。