ディープブリランテ（2009年生、母ラヴアンドバブルズ）

ディープブリランテ（2009年5月8日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「深く＋輝いて（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したラヴアンドバブルズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地6戦3勝2着2回、海外1戦0勝。2012年の日本ダービー（東京優駿）(G1)に勝利した他、2012年の皐月賞(G1)で3着に入るなど、G1級競走1勝を含む重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって3,255万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,400万円（110万×40口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月1日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエボニーナイトに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のフジマサエンペラーに3馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

3歳（2012年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ゴールドシップに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月18日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったグランデッツァにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のフェノーメノをハナ差振り切って世代最強の称号を勝ち取った。

7月21日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。