シエラミノル（2015年生、母レッドマーキュリー）

シエラミノル（2015年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「山脈（西）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したレッドマーキュリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

5月13日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月14日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカズフィンテックに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月16日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズアイドルに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のツリーポケットに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンリーダーに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2019年）

2月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクラウンマックスに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月10日、中1週で迎えた9戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、プルシアロワイヤルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヤンキーイズムにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月4日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、木通賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、メジロ賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。