ベルシャンソン（2020年生、母キョウエイハツラツ）

ベルシャンソン（2020年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい歌(仏)。父名と母父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したキョウエイハツラツが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

西田雄一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は小林脩斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

7月15日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンマルリアンに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月5日、中2週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したスカンジナビアにアタマ差届かず2着となった。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は水沼元輝騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたフロンタルクリス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のムーランブルーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2024年）

3月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

4月7日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの喜多方特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。