ロードバルドル（2019年生、母シルクヴァルキリー）

ロードバルドル（2019年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+北欧神話の光の神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時11歳）と交配したシルクヴァルキリーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、対馬正から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって935万円で落札された。

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月31日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

3歳（2022年）

4月30日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のララエフォールをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月14日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のデュアルレインボーに2馬身の差をつけて優勝

11月27日、中9週で迎えた11戦目は、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた12戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳥取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4歳（2023年）

7月23日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナンヨーヴィヨレを半馬身振り切って久々の実戦を物にした。

10月21日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

5歳（2024年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

2月17日、中5週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの小倉城ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた17戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月26日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムディープインパクトカップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの鶴ヶ城ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月31日、中7週で迎えた20戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの古町ステークストルコ賞（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

2024年9月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。