フジヤマクリスタル（2004年生、母ペリドット）

フジヤマクリスタル（2004年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ガラス」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したペリドットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地9戦0勝、地方26戦1勝2着2回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、能登浩から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、能登浩から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、藤本美也子によって94.5万円で落札された。

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月27日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

5月12日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月20日、中9週で迎えた10戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた11戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、開設15周年記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスーパーラビオスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月16日、連闘で迎えた14戦目は、本命決定・清光特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた15戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた16戦目は、一般E8（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた18戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた19戦目は、生姜に黄色蛍光灯特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、それは土佐褐毛牛特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたニホンピロアーマー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（11戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般E8（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（12戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた25戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（13戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスガノスミレにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般E7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（14戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般E8（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（15戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般E7（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で宮川実騎手（16戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた29戦目は、まもなく2000（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（17戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（18戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた33戦目は、祝トッティチープ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（19戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた34戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（20戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。