パオリーナ（2011年生、母アラハ）

パオリーナ（2011年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歌劇の登場人物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルウエスト（当時13歳）と交配したアラハが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）原口牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C21(牝)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月12日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月21日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月2日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦のあじめ峡賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイアリエスに交わされて2馬身差の2着となった。

9月7日、中9週で迎えた4戦目は、D.ペロヴィッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

10月29日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったキャニオンティアモに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2015年）

1月16日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

2月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で寺地誠一騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で寺地誠一騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた13戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キボウノチカラに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチーキープリンセスに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。