クインズラピス（2012年生、母アンドモアアゲイン）

クインズラピス（2012年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋石名より。ラピスには運命を変えるの意がある」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したアンドモアアゲインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方30戦1勝2着5回。2017年の南部杯カウントダウン2 OROターフ特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクイーンズリングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシードパールに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5月24日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサウンドバーニングに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月31日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

4歳（2016年）

2月7日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

4月16日、中9週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた11戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったゴールドサーベラスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

5歳（2017年）

1月22日、中9週で迎えた13戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

5月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月15日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、文月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた18戦目は、立秋特別（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、盛岡舟っこ流し特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、新涼特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、白露特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、長月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた23戦目は、南部杯カウントダウン2 OROターフ特別（盛岡芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したサチノリーダースに3/4馬身届かず2着となった。

10月22日、中1週で迎えた24戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた25戦目は、サマースノーアシロ賞（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた26戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、スノーホワイト賞（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた28戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6歳（2018年）

1月7日、中1週で迎えた29戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（10戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったコウギョウハンサムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月2日、中1週で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4月8日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリガードリングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月30日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（12戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（13戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したキャサリンルーラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月10日、連闘で迎えた40戦目は、ばんえい十勝杯（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（14戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた41戦目は、伊達の屋台賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（15戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた42戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（16戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラヴブロッサムにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた43戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 小雨/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。