ハナギリ（2016年生、母ロックドクトリン）

ハナギリ（2016年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花桐。桐は古来より高貴な植物とされ、その優美な別称から」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時7歳）と交配したロックドクトリンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2019年）

6月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のみんな大好き★ウイニー（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメイショウメイカに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のディグヘヴンに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のがんばろう笠松競馬場（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、ボニーソックスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。